キューバ島の南西部、ハバナからは150㎞ほど離れたところにある沼地で、ワニの生息地として知られている。カニの産卵期ごろになると海から陸へ向かって大量のカニが行進し、そこを車が通って無残な姿になったカニが累々と……という景色もよく知られており、ほかにもフラミンゴやサパタスパローなどが生息する、生き物の宝庫である。
特にキューバの固有種であるキューバワニが多く生息するが、近年ではほかの種類のワニとの交配が進み、純血種のワニが減ってきたため、ワニの保護活動が行われている。その一環なのかは不明だが、ここにはワニ園があり、水槽や檻の中にワニがうじゃうじゃいる。小さいワニを触らせてくれたり、ワニの歯がお土産に売られていたりするほか、レストランではワニ肉料理もサーブされるようだ(訪れたときはレストラン自体がやっていなかった)。
ワニのエサやり体験はかなりの迫力でけっこう人気がある。ほかにも小動物が飼われているが、この施設にわざわざ行くほどの価値があるか、というと微妙。でも近くを通ったり、ワニが無性に好きという場合はちょっと立ち寄ってもいいかもしれない。
Zapata Swamp National Park サパタ国立公園
みどころはカニの行進とキューバワニがぎっしりのワニ園
- 投稿日2016/03/29
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