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現地のプロ(9人)詳細

Le Relais de Venice L’Entrecote(Soho) ル・オレドゥヴェニース・ロントリコット(ソーホー店)

ラッシャー貴子 (翻訳者/ブロガー)

観劇前の早めの夕食にも便利、パリ発メニューのないステーキレストラン!

  • ステーキがおいしい
  • ガイドの超イチオシ!
  • 定番人気
  • 地元っ子に人気

ロンドンでミュージカルやお芝居を観る時、開演前に劇場に近いところでご飯を食べられたら安心ですよね。
そんな時にぴったりなのが、このル・オレドゥヴェニース・ロントリコット。

名前が長いので、最後の部分をとって「オントリコット」と呼ばれることが多いレストランです。
(名前はフランス語で、最後の言葉には頭にエルがついているため、「ロントリコット」になっているんです)

このレストランは、パリの老舗ステーキ店のロンドン支店のひとつ。
ロンドンでのオーナーさんは、子どもの頃からパリに行く度にここで食事をするのが大好きだったそうです。
そして大人になってから、とうとうお店をロンドンに持ってきてしまったんですって。
そんな心あたたまるエピソードを聞くと、ますます気になりませんか?

このオントリコット、とにかく楽しい要素がいっぱいのお店なんです。

まずメニューがないというのが画期的!
席に着くと飲み物とお肉の焼き加減だけを聞かれ、黙っていても前菜のサラダとバゲットが運ばれてきます。
その後、たっぷりの秘伝のソースとフレンチフライとともに、お好みの加減で焼かれたステーキがやってきます。

前菜のサラダはクルミが入って香ばしく、クリーミーなドレッシングとよくマッチしています。

スコットランド産のビーフを使ったステーキは本当に柔らかくて美味しい!
何度も行っていますが、毎回おいしくいただいてます。

ステーキと言っても、鉄板でじゅうじゅうと焼いた感じのものではなく、私の印象ではローストビーフに近い感じで、ややさっぱりめ。
だから、たっぷりかかっている濃厚なバター風味のソースがばっちり合うんです。
このソースはパリ本店の秘伝だそうですが、隠し味にカレーも入っているのかな、と思われる深い味わいです。

ステーキとフレンチフライは、大きなお皿で持ってきて、テーブルで取り分けてくれます。
その時、全体の半分ぐらいをどこかに持っていってしまうのですが、実はこれ、最初の半分を食べている間に、下にキャンドルを置いたプレートで温めてくれているんです。
そして最初の半分を食べ終わった頃に、また温かいお肉を持ってきてくれるのです。
ちょっとした気配りが嬉しいですよね。

そして2回に分けて出してくれるというからには、もちろんボリュームはたっぷり。
実は私は少しお肉を残しちゃうこともあるのです。
それでもたまに行きたくなるのは、やはりお肉もソースも美味しいから。

お肉を楽しんだ後のデザートは、クレームブリュレなど15種類ほどもあり、毎回迷います。
お腹がいっぱいになっていても、フランス風の好みのデザートが多いので、ついオーダーしたくなっちゃうのです。
デザートをシェアしたいと言っても、快くお皿を人数分持ってきてくれますよ。

デザートはチョコレートケーキ5.95ポンド、クレームブリュレ5.25ポンド、各種アイスクリームやシャーベット4.75ポンドなど。

お酒はビールやカクテル、ウィスキーのほかに、赤と白のフランスの数種類のワイン、それからシャンパンもグラス、ハーフボトル、ボトルでオーダーできます。
もちろんソフトドリンク、コーヒー、紅茶もありますよ。

ワインはグラスで4.95ポンドから、ハーフで9.50ポンドから、ボトルで17.95ポンドから、コーヒー2.90ポンド。

店内でお客さんの応対をするウェイトレスさんたちの衣装は、かわいらしいメイド風。
落ち着いた店内の雰囲気に合っていて、ヨーロッパの気分を満喫できます。
その上、にこにこしていてフレンドリーな人が多く、それほど混んでいない時なら、オーダーの合間にちょっとした会話も楽しめます。

さらにこのレストランのおもしろいところは、予約を取らないこと。
ということは混雑している時間には並ばなければならないわけですが、大人気のこのお店、食事時はいつも長い列ができています。
寒い冬でもですよ!
行列が話題になるのか、並ぶこと自体が楽しいのか、最近はこういうスタイルのレストランが増えているようです。

この店はロンドン市内にあと2軒あるのですが、ソーホーにあるこの支店のロケーションが観光には最適。
地下鉄ピカデリー・サーカス駅、レスター・スクエア駅からそれぞれ徒歩5分ほどと、どこに行くにも便利な立地ですが、劇場街のすぐ近くなので観劇前の早めの食事には特に便利です。

夕方は17時半から開店しているので、その頃なら並ばずに入ることができますよ。
とはいえ、劇場に行くのでなければ、地元の人に混じって行列に並ぶのもよい思い出になるかもしれませんね。

2017/11訪問
  • 上記の記事は、訪問時点の情報を元に作成しています。訪問先の都合や現地事情により、最新の情報とは異なる可能性がありますのでご了承ください。