1. 旅行比較サイト トラベルコ
  2. 海外旅行
  3. 海外現地クチコミ
  4. パリ(フランス)観光地
  5. バカラ美術館の現地クチコミ
日経トレンディ総合力BESTに続きオリコン顧客満足度®でも1を獲得 [プレスリリース]
パリ (フランス) 観光の現地クチコミ

現地のプロ(6人)詳細

Galerie-Musee Baccarat バカラ美術館

なかじま いちろう Nakajima Ichiro (フランス通訳ガイド講師連盟会員)

高級なクリスタルの美術館は、その昔マリーアントワネットに仕えていた女官長の私邸でした。

  • 美術館おすすめ
  • 穴場

他の写真も見る(全7枚)

メトロ9号線イエナ駅下車、徒歩で7分ほどです。ギメ美術館側の出口から上がってイエナ大通りを凱旋門の方に向かって行くと、左手にエタ=ジュニ広場が見えてきますから、そこを左に曲がってすぐです。美術館の名前が書かれた大きな赤い垂れ幕が下がっています。

たいへん立派な建物で、以前はマリーアントワネットに仕えていた女官長ノアイユ子爵夫人の私邸だったところでした。のちに日本でも知られている著名なデザイナー、フィリップ・スタルクの手によって改修されたのです。

バカラは世界的に有名なクリスタルガラスのメーカーですが、その歴史も古く、18世紀ベルサイユ宮殿に住んでいたルイ15世の時代にロレーヌ地方バカラ村で創業しました。ロレーヌというと「キッシュ ロレーヌ」というベーコンを入れたパイ料理でも知られていますね。今でもこの村に工場があり、昔見学に行ったことがありますが、本当に小さな村でした。

バカラは、ガラスと言っても芸術的な美しさで世界的に知られ、フランスだけでなく、日本や外国の王室も注文していたそうです。ちなみにバカラのクリスタルガラスというのは鉛の含有量が30%以上あり、例えばシャンパングラスであれば指で静かに触るだけで音が反響して聞こえてくるので、すぐにクリスタルだと分かります。

この美術館は2003年に現在の場所に移転して、“メゾン バカラ”という名前で美術館、売店、レストランを兼ねています。入場料は大人10ユーロ、学生(26才未満)7ユーロ、18才未満は無料。また、館内レストランで食事を取られる方も無料です。10:00から18:00の営業で月曜日・日曜日・祭日は閉館となります。

美術館館内には、巨大なシャンデリアや歴史的に有名な各種のガラス製品が陳列されています。1階には売店もあり、バカラのガラス製品を購入することもできます。また、中庭にはテーブルや椅子が並べられており、100人程度のプライベートパーティーに借りることもできます。

なお、付属のレストラン Cristal roomでは、このバカラのガラス製品が使われており、視覚的にも料理を楽しむことができます。

2019/08訪問
ささき (フリーランス)

シャンデリアが美しいクリスタルの美術館

  • 芸術鑑賞おすすめ
  • 穴場

「穴場的な美術館に行きたい!」
「ゴージャスな雰囲気を楽しみたい!」
という人におすすめの美術館です。

最寄りの地下鉄Boissière駅(ボワシエール駅)から歩いて数分。エッフェル塔の撮影スポットとして有名な、トロカデロ庭園からも徒歩圏内のロケーションにある美術館兼ショップです。周辺は住宅街なので、道に迷わないようご注意を。

広くないエントランスを抜けると、バカラの商品が並んであるショップにたどり着きます。受付で美術館のチケットを購入して美術館へと進んでください。一般の入場料は、10ユーロです。

美術館の展示室は、あまり広くありません。それでも、形や色もさまざまなバカラ製品をひとつひとつ見ていたら、1時間はあっという間。中には、日本の皇室向けの製品も。

ゴージャスなシャンデリアの飾られている広間では、バカラ製品が作られる工程を映像で見ることができます。映像が美しく魅力的なので、何度も見てしまいました!バカラ製品を作り出す職人の技は、この映像でぜひ見ていただきたいです。

美術館鑑賞後は、バカラのショールームを覗いてみるのも楽しいです。季節ごとに商品やディスプレイも変わります。もしお気に入りの商品があれば購入もできます。

美術館を出る前に、ぜひ行っていただきたいのが化粧室。バカラのシャンデリアを使ったゴージャスな化粧室は、必見です!

観光客が少なめな穴場スポットに、ぜひ足を伸ばしてみてください。

2016/12訪問
  • 上記の記事は、訪問時点の情報を元に作成しています。訪問先の都合や現地事情により、最新の情報とは異なる可能性がありますのでご了承ください。