Crystal Angkor クリスタル・アンコール

カンボジアの伝統芸能として人気が高いのが「アプサラダンス」と「スバエク」である。

「スバエク」とは、牛皮から作られた一枚の薄い皮人形であり、その一枚には
カンボジアの人々や動物、そしてヒンドゥー教の叙事詩「ラーマヤナ」などの
キャラクターが彫り込まれている。

そのショーはと言うと、ステージに大きな白い薄布が広げられその後ろから光が当てられる。
そしてパフォーマーが「スバエク」動かしながら、決められたストーリーを行っていく、
いわば影絵ショーのようなものである。
通常、演目は3つ。「白猿と黒猿の喧嘩」「水牛勝負」「ラーマヤナ」となっている。

それらのショーを楽しみながら、美味しいクメール料理が楽しめるのが、
ここ「クリスタルアンコール」である。

ツーリスト向けの飲食店を3店舗経営する家族経営の大型店であり、
モダンスタイルな外観と、エアコン完備の清潔な店内が特徴。
さらに同敷地内では「スバエク」のみならず、「アプサラダンス」も時間をずらして行っており、
タイミングを合わせれば両方を見ることも可能である。

料理はアラカルトからも選べるが、リクエストすればクメール料理のセットメニューなども提供される。
またドリンクは少し高めの設定となっているが、頼めば無料のお茶も出してくれる。

立地は町の中心地からは離れており、大手旅行会社のパッケージ旅行向けと言う感じもあり、
夕方になると大型バスが乗り付けてくるため、プライベート感はない。
逆に言うと大手旅行会社が安心して送客出来るという事でもあり、
衛生面やサービスがきちんとしているという事である。