Master Suki Soup マスター スキ スープ

観光客よりも地元カンボジア人に大人気の鍋料理がこちら「マスタースキスープ」。
町のメインストリートであるシヴァタ通りのすぐ脇に位置し、
日本人観光客も良く利用するフォースターホテル「プリンスドゥアンコール」の敷地内にある。

まず、カンボジアで人気のスキスープは、もともとお隣りのタイで大ブレイクしたタイスキであり、
本来のクメール鍋は手作りのカンボジア鍋を使用した料理であった。
それらを現代的に電磁調理器に切り替え、鍋や料理皿など、効率化を進めた物である。

鍋のスープは基本一種類であるが、肉や魚介類、そして様々な野菜など、
60種類以上にわたる具材が一皿30セントからあるため、それらを煮込んでいくと
どんどん味が濃くなっていき、いつの間にか自分の好みのテイストへと変わっていく。

ある程度鍋を食べた後には、残ったスープに麺を入れるか、白米を混ぜ、
雑炊にとして食べると、それまで煮込みきった味がしみこみ、ものすごく美味しいのは間違いなし。

鍋が食べられるのはランチ以降。朝も営業はしているが鍋はなく、
クイティウ（カンボジアのラーメン）やバーイサッチュルー（焼き豚ごはん）など
カンボジアの定番朝食メニューから選ぶようになる。

暑いカンボジアなのに、エアコンの効いた冷たい部屋で温かい鍋を食べる。
ある意味贅沢な料理である。