バコンは、アンコールワット遺跡群から少し離れたエリアにある、ロリュオス遺跡群の中でも最も規模が大きいヒンドゥー教寺院。
周囲は環濠で囲まれており、アンコール時代最初の大型ピラミッド型寺院と言われています。
プノンクーレンにてジャヤヴァルマン2世が独立宣言した後に、このエリアに首都を構えました。
8世紀から9世紀に栄えたとされるこのエリアは王都ハリハラーラヤと呼ばれていましたが、その後現在のアンコールワットエリアに遷都しました。
広さは東西900メートル、南北700メートルあり、寺院は五階層のピラミッド型です。
寺院は881年にインドラヴァルマン2世により建造されたが、その後12世紀に修復されています。
東塔門から入ると、まずは環濠にかかる参道の両側に、アンコールワットでお馴染みのナーガ(ヒンドゥー教の蛇神様)の欄干が横たわっています。
そのまま参道を進むと、石段で出来た急な階段を上り中央祠堂へ。
中央祠堂は建設当時レンガ造りでしたが、後世に砂岩で修復おりレリーフは細やかでキレイです。
しかし、何故作り直されたのかは未だ謎に包まれています。
バコン寺院は五階層に分かれており、それぞれの層に意味があります。
まず第一層は、ナーガの世界。第二層は、ガルーダの世界。第三層は、夜叉の世界。
第四層は、羅刹の世界。そして一番上の第五層は、神の世界という意味。
シェムリアップからは約16kmと言うことで、自転車でくる観光客もいます。
雨季は大変ですが、乾季でしたら途中で市場や孤児院、
現代寺院や田舎の風景も楽しめるので体力に自信がある人にはお薦めかも。
せっかくだから、このエリアにある3つの遺跡、
ロレイ、プレアコー、バコン寺院をゆっくり1日かけて観光してみましょう。
夕日時間にくると、遺跡をバックに空がオレンジになる感じとなり、良い景色となるのでお薦めです。
Bakong (Roluos Group) バコン(ロリュオス遺跡群)
ロリュオス遺跡群最大のピラミッド型寺院
- 投稿日2014/09/30
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ジャンル史跡・遺跡
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エリアワット ボー地域
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住所
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アクセス観光の拠点となる町シェムリアップより約16km。車やトゥクトゥクで約30分程度で到着。
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予算1日有効入場券 37USドル
3日間有効入場券 62USドル
7日間有効入場券 72USドル
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