Kanda Wadatsumi Japanese Dining 神田わだつみ

｢今日のお勧めは本カツオのタタキですね｣―と気さくに話しかけてくれる料理長さん。神田わだつみは地方特産の魚を仕入れており、４月は宮崎県産の珍しい魚を提供。｢メヒカリはてんぷらでも南蛮漬けでもいけますよ｣｢旬のホタルイカが入ってます｣。日本から空輸された季節の食材を生かしたお料理の数々。樽酒をいただきながら、日本でもめったに食べたことのないホタルイカの酢味噌和えに舌鼓を打ち、アナゴの白焼きやウニのお寿司を堪能。大トロの陶板焼きはいつでも楽しめる定番の人気メニュー。さすが、全漁連が海外ではじめて投資したレストランだけあって、海の幸のお料理は最高です。

またお魚だけでなくホウレンソウとポルタベロのサラダやゴマ豆腐も、お酒の肴にいい感じ。きれいに仕上げた卵焼きは味わい深く、調理法を伺ったところ、利尻の昆布と京都の鰹節を贅沢に使って取ったダシを入れているとのこと。４月後半は兵庫県産の牡蠣料理や明石タイ、明石ダコが登場。シンガポールにいながら毎月、違う県の旬の肴をいただけます。お寿司も決まったセットではなく、その日のお勧めのネタを握ってもらえるという贅沢。ランチには海鮮丼のセットや和牛、鰻もあり、ほんものの和食を味わいたい日にはぜひ。