原生的な自然が破壊されずに残り、ヒグマやオジロワシなどの貴重な生物が生息する、世界自然遺産「知床」。そんな知床の大自然を間近で感じることのできるのが「知床五湖」です。知床八景のひとつでもある魅力的な風景を求
原生的な自然が破壊されずに残り、ヒグマやオジロワシなどの貴重な生物が生息する、世界自然遺産「知床」。そんな知床の大自然を間近で感じることのできるのが「知床五湖」です。知床八景のひとつでもある魅力的な風景を求めて、毎年たくさんの観光客が訪れる人気の観光スポットです。
知床五湖をサッと楽しみたい方は、シーズン中いつでも無料で通行することのできる「高架木道」を歩きましょう。
電気柵が張られた木道は周りの草木より高いので、ヒグマに襲われる心配もありません。木道が続くのは一湖までですが、展望台も整備されているので、見通しの良さはバツグン。
反対に、知床五湖を間近でじっくり楽しみたい方は「地上遊歩道」へ。地上遊歩道は、体全体で自然を感じることができるコース。野鳥のさえずりや苔むす木々、静かな湖などを眺めながら、知床の深い森の中の全周約3km(小ループは約1.6km)のコースを歩きます。
中でも湖面に映る知床連山は一見の価値あり。1,500m級の山が連なる豪快さと、湖の穏やかさの組み合わせは、ここでしか味わえない魅力的な風景です。
なお、ヒグマが確認された場合、地上遊歩道は安全を優先し閉鎖となります。
訪問日当日にヒグマが出没した際にはどうしようもありませんが、せっかく行ったのに閉鎖されてたなんてことにならないよう、HPに掲載されているヒグマ出没情報を事前に確認することをおすすめします。
また、有料のガイドツアーに参加しなければ利用することができない“ヒグマ活動期”、レクチャーを受けることで利用することができる“植生保護期”など、時期によって地上遊歩道の利用方法・料金などが異なりますので、必要に応じツアーの予約など事前の準備を行いましょう。
知床五湖へ向かうには、ウトロ温泉バスターミナルから発車するシャトルバス(GWや夏期多客期に運行)に乗車し、知床五湖バス停で下車します。シャトルバスの運行期間外は通常の路線バス「知床線」を利用(例年4月下旬~10月に運行、知床自然センター~知床五胡の区間は冬期運休)。