福島県の飯坂温泉街の中心に位置する鯖湖湯(さばこゆ)は、温泉情緒あふれる共同浴場です。飯坂温泉で最も古い湯といわれ、1689(元禄2)年に松尾芭蕉が立ち寄って入浴したとも伝えられる歴史ある名湯です。
福島県の飯坂温泉街の中心に位置する鯖湖湯(さばこゆ)は、温泉情緒あふれる共同浴場です。飯坂温泉で最も古い湯といわれ、1689(元禄2)年に松尾芭蕉が立ち寄って入浴したとも伝えられる歴史ある名湯です。
現在の建物は、1993(平成5)年に明治時代の共同浴場を再現して改築されたもので、ヒバの香りに包まれた風雅な造りが魅力。浴槽は御影石仕上げで、源泉かけ流しの湯を堪能できます。
泉質はアルカリ性単純温泉で、熱めの湯が特徴。地元住民に愛される昔ながらの入浴作法が残る場所ですが、「熱ければ周りの入浴客に一声かけてから水を足してよい」という観光客への配慮も見られます。西行法師の歌に由来するとされるロマンチックな名前も持つ、飯坂温泉のシンボルです。