野島埼灯台(のじまさきとうだい)は、千葉県南房総市にある、房総半島最南端の灯台。1866(慶応2)年にアメリカ、イギリス、フランス、オランダの4カ国と結んだ「江戸条約」によって建設を約束された8灯台のひとつ
野島埼灯台(のじまさきとうだい)は、千葉県南房総市にある、房総半島最南端の灯台。1866(慶応2)年にアメリカ、イギリス、フランス、オランダの4カ国と結んだ「江戸条約」によって建設を約束された8灯台のひとつで、1869(明治2)年12月に完成しました。関東大震災で倒壊しましたが、1925(大正14)年に再建。高さ24mの白色コンクリート造りで、日本で2番目に古い西洋式灯台です。
八角形の美しいフォルムが魅力的で、白く輝く姿から「白鳥の灯台」とも呼ばれています。全国に16しかない「のぼれる灯台」のひとつで、眼下には豪快な岩礁地帯を、広く見渡せば太平洋の大パノラマを一望できます。内部構造も興味深く、灯台の光を遠くへ届けるためのレンズは一見の価値あり。初日の出スポットとしても人気で、朝日と夕日を眺められる場所にある白い「ラバーズベンチ」は恋人たちの聖地。