山梨県にある青木ヶ原樹海の自然に囲まれた富岳風穴(ふがくふうけつ)は、富士山の北西山麓に位置する溶岩洞穴で、巨大な自然洞穴。国の天然記念物に指定されているこの洞窟は、総延長201m、高さ8.7mに及び、壁が
山梨県にある青木ヶ原樹海の自然に囲まれた富岳風穴(ふがくふうけつ)は、富士山の北西山麓に位置する溶岩洞穴で、巨大な自然洞穴。国の天然記念物に指定されているこの洞窟は、総延長201m、高さ8.7mに及び、壁が音を吸収する玄武岩質でできています。
内部は、一年中温度が3度程度と低く保たれ、昔は天然の冷蔵庫として蚕の卵の保存に使われていました。夏でも溶けない氷柱や溶岩棚、縄状溶岩などの自然造形はとても美しく多くの人が訪れます。また、「珪酸華(けいさんか)」と呼ばれる光り苔の群生地もあり、暗所に入る僅かな光を反射して青白く光る珍しい苔を観察することができます。
年間を通して観光客が絶えない鳴沢氷穴も近いので、併せて巡るのがおすすめです。