浜松城公園

浜松城は、徳川家康が現在の静岡市の駿府城に移るまでの若い時代（29歳から45歳）を過ごした城で、武田信玄の跡継ぎを破った時期にあたります。そのため縁起のよい「出世城」とも呼ばれています。

浜松城公園には、浜松城の天守閣が再建され、3階には展望スペースがあります。浜松城は周囲より1段高い場所にありますが、これは天竜川が作った河岸段丘という地形です。東は武田信玄が攻めてくる方向であり、高い場所を生かして守りを固めていたのだそう。

浜松城公園自体は、浜松城の天守閣のほかは市民向けに整備されている大きな公園です。休憩には、浜松城公園内の緑に囲まれた絶好の場所にあり、テラス席も心地がいいスターバックスがおすすめ。

観光客が見落としがちなのが、浜松城公園のすぐ東にある元城の東照宮。ここには引間城という、浜松城のもとになった古城がありました。現在は徳川家康を祭る東照宮となっています（日光や久能山の東照宮と同じ）。注目したいのは、境内の徳川家康と豊臣秀吉の像。間にスペースがあり、記念撮影に最適です。

浜松城公園の観光は、元城の東照宮、スターバックス、浜松城天守閣（再建）の順に回るとスムーズです。