静岡浅間神社(しずおかせんげんじんじゃ)は、静岡市葵区に位置する歴史深い神社です。神部神社・浅間神社・大歳御祖神社の三社の総称で、地元の人々から「おせんげんさま」と呼ばれ親しまれています。鎌倉時代から歴代幕
静岡浅間神社(しずおかせんげんじんじゃ)は、静岡市葵区に位置する歴史深い神社です。神部神社・浅間神社・大歳御祖神社の三社の総称で、地元の人々から「おせんげんさま」と呼ばれ親しまれています。鎌倉時代から歴代幕府の崇敬を受けてきたこの神社は、江戸時代には徳川家の厚い信仰を受け、60年以上の歳月をかけて現在の社殿が再建されました。大拝殿は浅間造りと呼ばれる建築様式で、高さは約25m、殿内は132畳敷きの広さを誇ります。社殿群は鮮やかな極彩色の漆塗りで、26棟全てが国の重要文化財に指定されています。
春には境内が見事な桜に彩られ、花見スポットとしても人気。特に毎年4月1日~5日には、450年以上の歴史を持つ例大祭「廿日会祭(はつかえさい)」が開催。5体の勇壮な山車や稚児行列、静岡県の民俗文化財に指定された稚児舞楽などの神事が行われ、多くの人が訪れます。