佐久島は、三河湾のほぼ真ん中に浮かぶ離島。島内人口の半分がシニア世代で、信号機もなく静かでのんびりとした島です。
ゆったりとした時間が流れるこの島では、1996(平成8)年から島民が力を合わせて島の活性化
佐久島は、三河湾のほぼ真ん中に浮かぶ離島。島内人口の半分がシニア世代で、信号機もなく静かでのんびりとした島です。
ゆったりとした時間が流れるこの島では、1996(平成8)年から島民が力を合わせて島の活性化に取り組み、アートによる島おこしを実施。今では「癒やしとアートの島」として広く知られるようになりました。アートはもちろんビーチや四季折々の草花などの自然、コールタールを壁面に塗った黒壁の家並みなど、フォトジェニックなスポットがめじろ押しです。
佐久島アートの代表のひとつ『おひるねハウス』は、正方形の箱を3×3に仕切り9人分のお昼寝スペースが作られたオブジェ。黒い色は西集落の黒壁がモチーフで、三河湾の景色や潮風や波の音を体験できます。
『佐久島歓迎 地福開円満』はアートと顔出し看板のコラボレーション。人数に合わせて顔を出したり閉じたりできます。
風の島である佐久島では、風にたくさんの呼び名があります。『カモメの駐車場』は風を見るための装置で、風が吹くと風見鶏のように左右に揺られながら鳴きます。
西港から徒歩5分ほどにある「弁天サロン」は旧家を修築した文化交流の拠点で、佐久島に関する資料やアート作品を展示。セルフでお茶も飲めて休憩も可能です。
あちこちに猫がまどろみ、「猫の島」としても知られる佐久島。島には散策コースもあり、自然がいっぱいの島内をぐるっとまわりながら一日たっぷり楽しめます。