兵庫県神戸市中央区に位置する湊川神社(みなとがわじんじゃ)は、智・仁・勇の三徳を備えたといわれる名将、楠木正成を祭る名社。地元では“楠公(なんこう)さん”の愛称で親しまれています。
江戸時代、楠木正成
兵庫県神戸市中央区に位置する湊川神社(みなとがわじんじゃ)は、智・仁・勇の三徳を備えたといわれる名将、楠木正成を祭る名社。地元では“楠公(なんこう)さん”の愛称で親しまれています。
江戸時代、楠木正成を崇敬した徳川光圀により立派な墓碑「嗚呼忠臣楠子之墓」が建立され、幕末には吉田松陰や坂本龍馬といった志士達が参詣に訪れました。その後、1872(明治5)年に明治天皇の御沙汰により創建。
開運招福や厄除け、家内安全、学業成就、商売繁盛などさまざまなご利益があるとされ、安産祈願やお宮参りなど、家族の人生の節目に訪れる参拝者も多数。正月には全国各地から100万人以上が初詣に訪れ、大いににぎわいます。
全国の著名画家より奉納された社殿の天井画164点は荘厳豪華。また宝物殿には楠木正成が着用されたといわれる「段威腹巻」や御真筆「法華経奥書」など、ゆかりの品々が展示されています。