重要文化財の楼門からスタートし、本殿、そして鮮やかな鳥居がトンネルのように連なる千本鳥居へのルートは必見です。千本鳥居をくぐって奥社奉拝所をゴールにするなら所要時間は片道約20分。稲荷山に点在するお社
重要文化財の楼門からスタートし、本殿、そして鮮やかな鳥居がトンネルのように連なる千本鳥居へのルートは必見です。千本鳥居をくぐって奥社奉拝所をゴールにするなら所要時間は片道約20分。稲荷山に点在するお社を巡って山頂の一ノ峰をめざす「お山めぐり」(片道1.5時間)は、体力があればぜひチャレンジを。
参拝の折に奉納する鳥居は、神社の歴史とともに増え、今では稲荷山全体で一万基を超えるといわれています。参拝は24時間OKなので、早起きして千本鳥居を訪れると、鳥居の間から朝の光がこぼれる神秘的な風景を撮影できますよ。
奥社奉拝所には、社殿の右奥に「おもかる石」があります。願い事を念じながら石を持ち上げ、予想より石が軽ければ願いごとが叶うのだとか。修学旅行生の行列ができることも多い人気の霊石、ぜひ試してみては。
奥社奉拝所から山頂の一ノ峰を目指す往復約2~3時間の「お山めぐり」は、ハイキングとしても最適。階段が多いので、歩きやすい靴を履いていくのがおすすめです。途中にある四ツ辻では京都市街の眺望や、茶屋での軽食や甘味もお楽しみ。神秘的な空気が満ちるお山を巡拝し、眼の病や先見の明を授かる眼力社、無病息災や薬効の薬力社など、あらゆるご利益を授かりましょう。
「お山めぐり」を締めくくる大切な場所が、子宝や安産のご利益で親しまれる産場稲荷。伏見稲荷大社の御祭神・稲荷大神のお使いであるキツネの夫婦が子を産み、育てたと言い伝えられている神聖なお社で、ここを参拝することでお山めぐりの願いが「産まれる」という意味を持ちます。
本殿横と奥社奉拝所の2カ所にお守りの授与所があります。伏見稲荷の代名詞ともいえる「商売繁昌」のほか、「一位守」や「達成守」など、やる気を応援してくれそうなお守りも。また、奥社奉拝所には稲荷大神のお使いであるキツネをモチーフにしたお守りもありますよ。
奥社奉拝所には神様のお使いであるキツネの顔をかたどった絵馬があり、人気を集めています。備え付けのペンを使って表の白いお顔には目や鼻、口などを自由に描いてもOK。裏面には願い事や自分の名前を書いて奉納しましょう。