竹原は平安時代に京都の下鴨神社の荘園として発展し、江戸時代の後期には製塩や酒造の中心地として栄えた町です。国の重要伝統的建造物群保存地区に選定され、今でも多くの人々が暮らしています。
保存地区の入口で
竹原は平安時代に京都の下鴨神社の荘園として発展し、江戸時代の後期には製塩や酒造の中心地として栄えた町です。国の重要伝統的建造物群保存地区に選定され、今でも多くの人々が暮らしています。
保存地区の入口では、竹原出身で江戸時代に活躍した儒学者、頼山陽の銅像がお出迎え。保存地区内には頼山陽の祖父が住んでいた旧宅も残されています。また「竹鶴酒造」は、銘酒「竹鶴」の蔵元です。ニッカウヰスキーの創業者で、NHK連続テレビ小説『マッサン』の主人公のモデルともなった竹鶴政孝の生家でもあります。
「町並み保存センター」では町の歴史を紹介した映像の見学や休憩も可能。保存地区の玄関的な場所にある「道の駅たけはら」には、名物の瀬戸田レモンを使ったケーキやどらやき、地酒を使った和菓子など、竹原ならではのお土産がそろっています。
また、保存地区にはアニメ『たまゆら』に登場する建物も点在。手作り雑貨・小物を扱う「ぎゃらりぃ梅谷」、塩田経営者の旧宅「旧笠井邸」、美しい日本庭園がある古民家喫茶「茶房ゆかり」など、ファン必見の地が多数あります。
また、竹原の歴史を深く知るために、「たけはら観光ガイド会」を利用するのもおすすめ。所要時間90分~120分、料金はガイド1名につき2,000円(定員20名、2日前までに要予約)。地元観光ガイドと一緒に美しい景観を眺めながら町案内をしてもらえば、より深く竹原の町を楽しめます。