福山城博物館(ふくやまじょうはくぶつかん)は、広島県福山市にある福山城に関する展示を行う博物館。再建された福山城の天守内部にあります。福山城は、福山藩初代藩主水野勝成(みずのかつなり)により築城され、162
福山城博物館(ふくやまじょうはくぶつかん)は、広島県福山市にある福山城に関する展示を行う博物館。再建された福山城の天守内部にあります。福山城は、福山藩初代藩主水野勝成(みずのかつなり)により築城され、1622(元和8)年に完成。天守は5層6階、2層3階の小天守を接合する層塔型複合天守で、1層目と2層目に比翼入母屋(ひよくいりもや)、各階に唐破風(からはふ)、千鳥破風(ちどりはふ)など、太平の世を表す華美な建築・装飾を備える一方、実用性や耐久性も存分に考慮された設計が特徴でした。
1945(昭和20)年8月の福山空襲の際に焼失しましたが、1966(昭和41)年に再建。2020(令和2)年から2022(令和4)年には「令和の大普請」として、再建後初の大規模リニューアルが実施されました。全国唯一と言われる天守北側鉄板張りなどが往時の姿に復元されるとともに、デジタル技術を活用し、幅広い世代が福山城や福山藩の歴史を学べる展示内容へと生まれ変わっています。