澄み切った清流とエメラルドグリーンの木々に囲まれた大峡谷です。国の特別名勝地(峡谷・渓流部門の登録数は全国で5カ所)で、しかも、中国・四国・九州地方で唯一の登録というだけあり、国内有数の景観美を誇っています
澄み切った清流とエメラルドグリーンの木々に囲まれた大峡谷です。国の特別名勝地(峡谷・渓流部門の登録数は全国で5カ所)で、しかも、中国・四国・九州地方で唯一の登録というだけあり、国内有数の景観美を誇っています。入口から聖湖まで、全長約16kmの道程。中国の山水画に出てきそうな雰囲気を醸し出す峡内は、「広島に『桂林』あり」、といわれるほど。特に、春の新緑と秋の紅葉の時期には、幻想的な自然美が楽しめます。2015年2月に発刊されたフランスの旅行専門誌『ブルーガイド』でも、世界遺産の
宮島や
原爆ドームに続き、三ツ星評価を獲得しました。
三段峡は広島県でも内陸部の安芸太田町にあります。広島バスセンターから高速バスで約1時間15分、三段峡バス停下車、三段峡正面口へは徒歩約1分です。
正面口から姉妹滝を通過し、竜ノ口までわずか5分。この道のりを進むだけで、三段峡の虜になること間違いなし! 女夫淵、石樋を通過し、更に45分ほど進むと、切り立つ絶壁と原生林が生い茂る、三段峡随一の景勝地・黒淵に到着します。入口から2.7kmほどの道のりですが、マイナスイオンを浴びながらの散策は疲れを感じさせないほど。黒淵からは黒淵渡舟が出ています(予約不要)。舟の上からはまたひと味違った絶景が堪能できるので、ぜひ乗っておきたいですね! また、黒淵渡舟の乗り場近くには、川魚の塩焼きや、うどんなどの軽食が味わえる飲食店もありますよ。
黒淵から先は、猿飛、二段滝へのルートと、三段滝、三ツ滝へ向かうルートに分かれます。どちらに行きたい場合も、黒淵から3km先の水梨口まで車で行くのがおすすめです。猿飛からは猿飛渡舟が出ており、これに乗らないと三段峡の五大景観に数えられる超秘境、二段滝までたどり着くことができません。運航日も限られているので、注意が必要です。神秘的な景観を楽しみながら、大自然の中でリフレッシュしてみてはいかがでしょうか。