最上稲荷(さいじょういなり)は岡山県岡山市にある日蓮宗のお寺であり、正式名称は最上稲荷山妙教寺。明治時代に神仏分離令が出された際、神道信仰と仏教信仰が調和した「神仏習合」という祭祀形態が許された貴重な稲荷で
最上稲荷(さいじょういなり)は岡山県岡山市にある日蓮宗のお寺であり、正式名称は最上稲荷山妙教寺。明治時代に神仏分離令が出された際、神道信仰と仏教信仰が調和した「神仏習合」という祭祀形態が許された貴重な稲荷です。お寺でありながら鳥居を備えていたり、神宮形式の本殿を配していたりするのはそのためです。なお高さ27mにも及ぶ大鳥居は同寺院のシンボル的存在。
本尊の「最上位経王大菩薩」は五穀豊穣や商売繁盛、開運など多くの福徳を備えるほか、境内には七十七もの末社があり幅広いご利益を授かれると親しまれています。中でも「縁の末社(えんのまっしゃ)」は縁切り、縁結びの両方の神様が祭られていることで有名。1月を除く毎月7日は両縁参りが行われています。