小倉城(こくらじょう)は福岡県北九州市にあり、1602(慶長7)年着工、約7年の歳月をかけて完成した城。天守閣は1837(天保8)年に焼失し、1959(昭和34)年に再建された後、2019(平成31)年にリ
小倉城(こくらじょう)は福岡県北九州市にあり、1602(慶長7)年着工、約7年の歳月をかけて完成した城。天守閣は1837(天保8)年に焼失し、1959(昭和34)年に再建された後、2019(平成31)年にリニューアルしました。小倉城下の賑わいや大名の暮らしが体験できる人気の観光スポットとなっています。
5階建ての城内は各フロアに趣向を凝らした工夫がされています。1階は体感型の展示で、参勤交代に使われた籠のレプリカに乗ったり流鏑馬体験ができたり、レクリエーション感覚で楽しめます。2階は小倉藩にゆかりのある人物に焦点を当てたフロア。見どころは中央にある天守閣の模型で、築城当時の様子を再現しています。3階は巌流島の決闘をテーマに、2人の剣豪、宮本武蔵と佐々木小次郎にまつわる歴史と知られざる戦いの舞台裏に触れることができます。4階は企画展の展示場。市民のアート作品も展示される地域交流スペースとなっています。そして最上階は展望スペース。城主が眺めたであろう小倉の景色が広がります。
天守閣の横にあるラウンジスペース「しろテラス」では、抹茶を楽しんだりお土産を買ったりできます。また隣接する「小倉城庭園」は、発掘された庭園の跡地を元に作られ、池の横には大名が客人をもてなすために使った書院造の屋敷が復元されています。