尻屋崎(しりやざき)は、青森県下北郡東通村にある本州最北東端の岬です。岬の先端に立つのは尻屋埼灯台。日本の灯台の父ともよばれるリチャード・ヘンリー・ブラントンが設計したこの灯台は、1876(明治9)年に建て
尻屋崎(しりやざき)は、青森県下北郡東通村にある本州最北東端の岬です。岬の先端に立つのは尻屋埼灯台。日本の灯台の父ともよばれるリチャード・ヘンリー・ブラントンが設計したこの灯台は、1876(明治9)年に建てられました。レンガ造りの灯台としては日本一の高さ(32.82m)を誇り、128段の階段を上がると津軽海峡や太平洋を一望できます。
周辺の牧草地には、寒立馬(かんだちめ)とよばれる馬が放牧されており、草を食む様子を見ることができます。寒立馬は粗食や寒さに強く、吹雪に耐えて立つ姿からその名がつけられました。尻屋崎周辺が閉鎖される1月~3月は「アタカ」と呼ばれる放牧地で越冬。4月~6月頃は出産シーズンとなっているので、運が良ければ生まれたばかりの仔馬に出合えることも。