雷山千如寺大悲王院(らいざんせんにょじだいひおういん)は、福岡県糸島市の雷山中腹にある真言宗大覚寺派の寺院。742(天平14)年の開山と伝承されており、大悲王院は1752(宝暦2)年に黒田継高によって建立さ
雷山千如寺大悲王院(らいざんせんにょじだいひおういん)は、福岡県糸島市の雷山中腹にある真言宗大覚寺派の寺院。742(天平14)年の開山と伝承されており、大悲王院は1752(宝暦2)年に黒田継高によって建立されました。
雷山の観音様として信仰を集める本尊「木造千手観音立像(もくぞうせんじゅかんのんりつぞう)」は鎌倉時代後期の作と伝えられ、実際に千の手を持つ高さ約4.8mの像。境内にある「木造清賀上人座像」とともに国の重要文化財に指定され、常時拝観が可能です。他にも福岡県の指定文化財である「木造多聞天像」、「木造持国天像」などが安置されています。
境内にある樹齢約400年の大カエデは県指定天然記念物で、11月の紅葉時期になると真っ赤に色づきます。大悲王院から少し登ったところにある雷神社にも樹齢900年のイチョウ、250年のモミの木、400年以上のイロハカエデなどがあり、あわせて紅葉の名所として多くの参拝客が訪れます。