鹿児島県のほぼ東半分の旧国名は大隅国(おおすみのくに)。その一の宮が鹿児島神宮です。御祭神は彦火火出見尊(ひこほほでみのみこと)で、その創祀(そうし)は古く神代にまでさかのぼると伝わっています。小高い丘の上
鹿児島県のほぼ東半分の旧国名は大隅国(おおすみのくに)。その一の宮が鹿児島神宮です。御祭神は彦火火出見尊(ひこほほでみのみこと)で、その創祀(そうし)は古く神代にまでさかのぼると伝わっています。小高い丘の上にあり、境内からは錦江湾(きんこうわん)に浮かぶような桜島の勇姿も望めます。1756(宝暦6)年築の社殿は、国の重要文化財にも指定されています。装飾が素晴らしく、特に天井に描かれた200以上もの植物画は必見です。旧暦1月18日の直後の日曜に開催されるのが初午祭(はつうままつり)。飾りや鈴をつけた馬が踊り連を引き連れ参詣する祭りで、例年10万人もの人出でにぎわいます。