郡上八幡の古い町並みは、郡上市の中央を流れる吉田川によって発達し整備された美しい町並み。水の郷百選にも選出されており、「清流と名水の城下町」と呼ばれています。
大手町、柳町、職人町、鍛冶屋町などからなる一
郡上八幡の古い町並みは、郡上市の中央を流れる吉田川によって発達し整備された美しい町並み。水の郷百選にも選出されており、「清流と名水の城下町」と呼ばれています。
大手町、柳町、職人町、鍛冶屋町などからなる一帯は江戸時代の伝統的な町並みが保存されている地区。「統一された町家と水利施設」が評価され、2012年に国の重要伝統的建造物群保存地区に選定されました。職人町と鍛冶屋町は庶民の町。いわゆる“うなぎの寝床”のように平屋と商家が建ち並ぶ通りの両端を見ると、江戸時代に整備された水路には絶えず清冽な水が流れています。このあたりは手入れの行き届いた400年前の民家や酒屋、宿屋などが建ち並び、今もなお人々が普段通りの生活を続けているため、気取らない風景が広がっているのも興味深いところ。城下町風情もたっぷり味わえます。
吉田川は日本三大清流のひとつである長良川の最大支流として、水質や透明度がとても高いことで有名。夏の風物詩でもある「吉田川の川遊び」は、子供たちが新橋から飛び込む様子がスリル満点です。吉田川産の天然「郡上鮎」は名物。
八幡町内にある「宗祇水(そうぎすい)」は、日本の名水百選の第1号に指定された湧水。現在も地元住民に大切にされているこの湧水は観光スポットであり、由緒ある史跡のひとつです。他にも、鯉などの川魚が泳ぐ姿が見られる「いがわこみち」、玉石を敷きつめた道端に水路が流れる「やなか水のこみち」など、風流な景色に随所で出合えます。