733年に編纂された『出雲国風土記』に神の湯として記載されており、清少納言が『枕草子』でも褒めたたえた、山陰を代表する温泉地。今から1300年前にはすでに名湯として知られていたことから、日本最古の湯のひとつ
733年に編纂された『出雲国風土記』に神の湯として記載されており、清少納言が『枕草子』でも褒めたたえた、山陰を代表する温泉地。今から1300年前にはすでに名湯として知られていたことから、日本最古の湯のひとつとされています。玉造という名前は、この地で良質なメノウが採掘され、魔除けに使われる勾玉造が行われていたことに由来しているのだとか。
玉造温泉の泉質は硫酸塩・塩化物泉(弱アルカリ性)。最も多く含まれる硫酸イオンは、お肌に水分を含ませ、ハリと潤いを与えてくれます。2番目に多く含まれる塩化物泉の主成分・ナトリウムイオンは、お肌の表面に塩の膜を張り、温泉の美肌成分や潤いを逃さないよう保護してくれます。弱アルカリ性の性質は、角質や汚れを落とす効果があるとされ、美肌の湯として評判が高い温泉です。
温泉を楽しむだけでなく、欄干の巨大な勾玉が目立つ「勾玉橋」、勾玉の歴史が学べて、勾玉造り体験が楽しめる「いずもまがたまの里伝承館」、温泉を原料にしたスキンケアショップ「姫ラボ」、勾玉アクセサリーショップ「たまゆら」などといった、散策スポットも盛りだくさん。3カ所の足湯スペースや食事処、カフェもあるので、散策に疲れたら、ゆっくり休んでリフレッシュしてみては。