函館山山麓にある
基坂の突当りに位置し、函館港を一望することができる。1454年(享徳3年)、河野政通が宇須岸(ウスケシ)と呼ばれていた場所(元町公園と市立函館病院跡地付近)に館(宇須岸館)を築く。館が箱の形に似ている
函館山山麓にある
基坂の突当りに位置し、函館港を一望することができる。1454年(享徳3年)、河野政通が宇須岸(ウスケシ)と呼ばれていた場所(元町公園と市立函館病院跡地付近)に館(宇須岸館)を築く。館が箱の形に似ていることにからこの地を「箱館」と呼ぶようになる。1869年(明治2年)に蝦夷地が北海道と改称し、箱館も「函館」となった。よって、元町公園周辺が市名の由来となった場所である。また、箱館八幡宮(函館八幡宮)が遷座、江戸幕府が
箱館奉行所を設置した場所であり、旧北海道庁函館支庁庁舎には開拓使函館支庁、函館県庁、北海道庁函館支庁(後の渡島支庁、現在の渡島総合振興局)が置かれ、政治の中心地であった場所でもある。
旧北海道庁函館支庁庁舎、旧開拓使函館支庁書籍庫は北海道の「有形文化財」に指定されているほか、元町公園を含む函館西部地区の町並みは「重要伝統的建造物群保存地区」「函館市西部地区歴史的まちなみ保存環境美化促進地区」に選定されており、観光スポットになっている。
2005年度から2カ年計画で旧市立函館病院跡地を利用した拡張整備を行った。