北海道東照宮(函館東照宮)は、函館市陣川町にある北海道唯一の東照宮です。五稜郭が完成した1864(元治元)年、鬼門にあたる神山の地に、江戸幕府が蝦夷地の守護を目的として建立しました。1869(明治2)年、箱
北海道東照宮(函館東照宮)は、函館市陣川町にある北海道唯一の東照宮です。五稜郭が完成した1864(元治元)年、鬼門にあたる神山の地に、江戸幕府が蝦夷地の守護を目的として建立しました。1869(明治2)年、箱館戦争の戦火で社殿が焼失し、市内を転々とした後、1992(平成4)年に現在の地に移転。境内には箱館戦争の弾痕が残る手水鉢が設置されており、当時の激戦の様子を今に伝える貴重な文化財として保存されています。徳川家康公を祭るこの神社には、家康公の忍耐力と自制心にあやかって設置された「惚け封じ」の祈願所があり、長寿や健康を願う参拝者に親しまれています。