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北京 (中国) 観光の現地クチコミ

現地のプロ(6人)詳細

The Ming Dynsaty Tombs 明十三陵 ミンシーサンリン

machiさん (編集者・ライター)

明の歴代皇帝達が眠る陵墓 その皇帝が13名であることからこの名が

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ここは明の歴代皇帝達が眠る場所であり、その皇帝に仕えた皇后や妃、太子、宦官達も眠っています。明が成立した当時、首都は南京でしたが、第三皇帝永楽帝が北京に遷都した後の13名の皇帝が眠っています。
現在、一般公開されているのは三代皇帝「永楽帝」の長陵、十二代皇帝「隆慶帝」の昭陵、十三大皇帝「万暦帝」定陵になります。従って見学するのは自ずとこれらのどこかになります。またこれ以外にも神路と呼ばれる入口にあたる道があり、昔はここから陵墓までつながっていましたが現在はその入口部分だけが残るのみとなっています。
ここは八達嶺長城と同じ方角にあるため、ツアーで訪れるのであればほぼその日のうちに一緒に回ることになります。アクセスが不便であることからやはりツアーがおすすめです。個人で訪れのであればまずは長陵を目指しましょう。地下鉄13号線の回龍観から878路バスに乗って行けば終点が長陵になります。もしも神路も見たいのであれば途中で降りるといいでしょう。だだしここから歩いて長陵まで目指すのであればかなりの距離があるので避けたほうが無難でしょう。長陵を見たあとはバスで一駅の定陵を目指しましょう。歩いてもいいですがやはりかなり遠いので30分はかかると覚悟して行きましょう。
ここの見所はなんといっても定陵です。定陵には地下宮殿があり、地下深くに多くの金銀財宝があったと言われています。ただし、文化大革命の際に紅衛兵により焼却されてしまったということです。またほかの陵墓も国民党時代の将軍たちが荒らしたとの話。
長陵は建物は大きいですが、陵墓自体はすぐに見終わります。やはりどうしても地下宮殿の方に比重が行ってしまうと思います。定陵の主である万暦帝は豊臣秀吉と戦った皇帝といえばわかりやすいかもしれません。宰相であった張居正の在命中は良い皇帝でしたが、死後は散財に明け暮れ、悪名を後世に残したと言われています。そのことからも陵墓は豪華絢爛だったことでしょう。
最後の昭陵は前の二つの陵墓に比べ見劣りするので時間が余ったら見に行きましょう。
十三陵は全体的に広く、さすがは皇帝の陵墓といったところです。訪れる際には皇帝の人柄を知っていくとさらに面白いと思います。

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