ここは人類が70万年前にすでに生存していたことを唯一証明できる場所です。人類とはいったもののこの頃は原人と呼ばれ、知能は現在の人類の三分の二程度であったと言われています。また発見により原人から人類への進化の過程が大幅に証明されたということです。
ここは北京の西南に位置し、北京市街地から約48キロ離れた場所にあります。交通が不便であるため、なかなか気軽に来れないのが残念です。ツアーに参加するのが一番ですが、個人で訪れるのであれば天橋から917路バスに乗って行くか、地下鉄の蘇庄駅から房15路, 房31路、房37路、房41路バスに乗り換えていくことになります。その後周口村で下車し、徒歩で行くか38路に乗り換えて周口店遺跡で下車します。煩わしい人は蘇庄駅からタクシーでもいいでしょう。周口店遺跡までのバスは少なく、またよく路線や時間が変わるので地下鉄で行けるところまで行き、そこからタクシーで行くと楽です。ただし白タクが多いので事前に交渉してから行きましょう。片道40—50元ぐらいです。
遺跡まで行く途中、去年にオープンしたばかりの新しい博物館があります。まずここを見てから行くのもいいですし、先に見てから行ってもいいでしょう。正面にはまず良く紹介文で見かける北京原人のモニュメントがお出迎えしてくれます。
なかにはスウェーデンの地質学者 ユハン・アンデショーンが発掘した現場が残されています。特にこの遺跡ではこの時代から火を使っていた後が残されており、この時代から人類は火を使っていたことが明らかになりました。その辺をゆっくり見てみると非常に感慨深いものがあります。また北京原人が住んでいた洞窟があり、ぜひ覗いてみましょう。
博物館には北京原人の頭蓋骨のレプリカが展示されています。なぜ本物ではないかというと実は現在、行方不明になっているのです。当時の戦乱に紛れ今はどこにあるのか不明であるということです。非常にミステリアスな話ですね。
ここは考古学に興味のある人はもちろん、少しでも歴史に興味のある人であればとても楽しめる場所です。ぜひ足を運んでみましょう。
Peking Man Site at Zhoukoudian 周口店北京原人遺跡 ヂォゥコォゥディェンベイジンユァンレェンウェイヂィー
machiさん
(編集者・ライター)
北京原人が70万年前から住んでいたところ 戦乱で頭蓋骨が行方不明!?
- 投稿日2015/03/23
-
ジャンル史跡・遺跡
-
エリア房山
-
住所
-
アクセス天橋バスターミナル(天桥长途汽车站/Tianqiao Bus Terminal)で836路バスに乗り周口村路口駅(周口村路口站)まで行き、38路バスに乗り換え猿人遺跡駅(猿人遺址站)で下車後、徒歩7分。836路は10分間隔で運行。料金は2元~(北京市政カード使用で50%OFF)。
-
電話番号+86-10-69301080
-
営業時間[4月-10月]8:30-16:30、[11月-3月]8:30-16:00
-
定休日特別なイベントがない限りなし
-
予算大人 30元
-
公式サイト
- 中国本土からアクセスした場合、GoogleMAPが表示されない可能性がございます。
- 上記の記事は、訪問時点の情報を元に作成しています。訪問先の都合や現地事情により、最新の情報とは異なる可能性がありますのでご了承ください。