イムギャーマリンガーデンは、宮古島南部の友利地区にある海浜公園です。宮古空港からは車で国道390号線(R390)を経由して、およそ20分ほど。
地元では「イムギャー」や「インギャー」の愛称で親しまれて
イムギャーマリンガーデンは、宮古島南部の友利地区にある海浜公園です。宮古空港からは車で国道390号線(R390)を経由して、およそ20分ほど。
地元では「イムギャー」や「インギャー」の愛称で親しまれています。「イムギャー」の「イム」は、宮古島の方言で「海」という意味で、「ギャー」は「湧き水」を意味します。入り江の海底から湧き水が出ていることが、その名の由来です。
入り江を利用した敷地内には遊歩道や橋、展望台などがあり、散策しながら宮古の青い海を堪能できます。特にインギャー橋を渡り、階段を上ったところにある展望台からの眺めは必見! 暑い日はたどり着くまで大変かもしれないですが、ブルーコーラルを見渡せる眺めは何とも爽快。ぜひ展望台を目指してみてください。
美しい景色の中で泳ぐことができるのはイムギャー最大の魅力。まるで天然のプールのような印象のイムギャーは、入り江の内海であるため、波はほとんどなくいつも穏やかです。
シュノーケルスポットとしても人気があり、初心者向けスキューバダイビングのレッスンを見かけることもしばしば。こんなに美しい天然のプールでは、ただプカプカと浮いているだけで間違いなく宮古の海の虜になるでしょう。まさに、自然と一体になれる場所です。
また、宮古民謡の代表曲である「なりやまあやぐ」を継承する目的で、このイムギャーを舞台にして毎年10月に「なりやまあやぐまつり」が開催されます。この曲は友利地区が発祥の地といわれており、海の中に作られる特設ステージで老若男女がその美声を競い合います。
他では見ることのできない幻想的で独特の雰囲気は、イムギャーならではのおまつりといえます。旅行の時期と重なる方は、宮古民謡に触れてみるのはいかがでしょうか。いつまでも美しい宮古の海と、古くから伝わってきた民謡の継承を地元の方々と一緒に願うのもいいかもしれませんね。