札幌市時計台と人気を二分する、市内有数の観光地「羊ヶ丘展望台」。
札幌の街並みを見渡すことのできる景勝地で、「ボーイズ・ビー・アンビシャス(少年よ、大志を抱け)」の有名な言葉を残した「クラーク博士」の像も
札幌市時計台と人気を二分する、市内有数の観光地「羊ヶ丘展望台」。
札幌の街並みを見渡すことのできる景勝地で、「ボーイズ・ビー・アンビシャス(少年よ、大志を抱け)」の有名な言葉を残した「クラーク博士」の像も立っています。右手をかかげたクラーク博士の像は人気の撮影スポットで、同じポーズで記念写真を撮る観光客が後を断ちません。
羊ヶ丘展望台があるのは「北海道農業研究センター」の敷地の一部。元々は牛や豚、綿羊などを研究するための牧場として運用されていました。戦前から景勝地として知られていましたが、戦後になり観光客が急増。本来の業務に支障が出る様になったため、1959年に展望台が整備され、現在は札幌市観光協会が管理・運営を行っています。
そんな歴史のある羊ヶ丘展望台では、現在も羊の放牧が行われています。悠々と草を食べる羊たちの背景には、札幌の街並みや
札幌ドームが。とてものどかで、少し不思議にも思える風景でした。なお、毎年GW頃には羊の毛刈りを見学することもできます。
敷地内にある「さっぽろ雪まつり資料館」には、開催初期からの貴重な写真や、歴代の雪像模型などが所狭しと並んでいます。雪まつりと言えば、言わずと知れた冬の北海道の一大イベント。年代ごとに写真を追っていくと、回を重ねるごとに雪像の規模やクオリティがドンドン上がっていくのがわかります。
歩き回ってお腹が空いたら「オーストリア館」や「羊ヶ丘レストハウス」へ向かいましょう。北海道名物ジンギスカンが食べられるレストランのほか、軽食の販売店などが充実しています。
中でも注目はスイーツ。白い恋人ソフトクリームや、羊乳を使ったカップアイスのほか、季節によっては冷た~いカットメロンなどが並びます。
また、可愛くて写真映えもする、ひつじ形のおやき「札幌ひつじ焼き」からも目が離せません。北海道産小麦「ゆめちから」を使った生地、十勝産小豆など、北海道産の素材がたっぷり。
札幌の中心部から向かう際は、地下鉄東豊線へ乗車し福住駅で下車。バスターミナルから羊ヶ丘展望台行きのバスに乗車し、約10分で到着します。入場料金は大人1名520円、小・中学生300円です。