北海道を代表する温泉地、登別温泉。「温泉のデパート」と呼ばれるほど泉質が豊富で、その数、実に9種類。これだけの泉質が揃うのは世界的に見ても珍しいことなのだとか。施設ごとに泉質が異なるので、温泉好きにはたまり
北海道を代表する温泉地、登別温泉。「温泉のデパート」と呼ばれるほど泉質が豊富で、その数、実に9種類。これだけの泉質が揃うのは世界的に見ても珍しいことなのだとか。施設ごとに泉質が異なるので、温泉好きにはたまりません。
飲食店やお土産屋さんが軒を連ねる温泉街には、有名な観光施設「のぼりべつクマ牧場」へ続くロープウェイ乗り場や、間近で間欠泉を見ることのできる「泉源公園」などがあります。
登別温泉街から徒歩約5分。見えてくるのは登別温泉最大の源泉「地獄谷」。かつての火口跡を整備し観光地化したもので、地獄谷の名前の由来にもなった“高温の煙が白く立ち上り水がボコボコと煮えたぎる、鬼の棲む地獄のような風景”が広がっています。メインの散策路には段差がなく、傾斜にさえ気をつければ車イスでの通行も可。登別観光の際には必ず立ち寄ってほしいスポットです。
地獄谷から遊歩道を歩くこと約20分強(もしくは車で約5分)。約130℃の熱湯が底から湧き出す巨大なお湯の沼「大湯沼」に到着します。周囲約1km、深さは約22mあり、上から見るとひょうたん形をしているのが特徴で、これだけの規模のものは学術的にも貴重なのだとか。
大湯沼自体も見ごたえがありますが、この大湯沼から溢れたお湯が作り出す「天然の足湯」も訪れてほしいスポットのひとつです。自然の中で楽しむ足湯はまた一段と格別! 大湯沼川沿いの遊歩道を下流に向かって進むこと約5分で到着します。向かう際には足を拭くタオルをお忘れなく。
地獄谷の散策路が夜間ライトアップされる「鬼火の路」や、6~7月の毎週木・金曜日には温泉の護り神「湯鬼人」達が豪快に手筒花火を打ち上げる「地獄の谷の鬼花火」など、イベントも盛りだくさん。
登別温泉を訪れた際には、ここでしかできない素敵な体験と良質な温泉を、思う存分楽しんでみましょう。
登別温泉へは、JR登別駅前から道南バス 登別温泉行きへ乗車し、約15分で到着します。