今から140年以上前の1876年。明治政府が北方開拓のために設置した行政機関「開拓使」により、サッポロビールの前身となる「開拓使麦酒醸造所」が設立されました。この醸造所設立から現在まで続くビールの歴史を学ぶ
今から140年以上前の1876年。明治政府が北方開拓のために設置した行政機関「開拓使」により、サッポロビールの前身となる「開拓使麦酒醸造所」が設立されました。この醸造所設立から現在まで続くビールの歴史を学ぶことのできる施設が、日本で唯一のビールに関する博物館「サッポロビール博物館」です。
博物館のメインとなるのは、展示スペース「サッポロギャラリー」。ビール醸造に使われていた巨大な煮沸釜や、貴重な歴史的資料などが並んでいます。
数ある展示品の中でも特に人気なのは、時代を感じられる歴代のラベルや販促ポスター。記念撮影を楽しむことができますよ。
博物館を見学した後は、工場直送の美味しいビールをいただきましょう。1階の「スターホール」では「サッポロ黒ラベル」「サッポロクラシック」「開拓使麦酒」の3種をテイスティングすることができます。価格は1杯300円~350円。「3種飲み比べセット」800円もおススメです。
博物館の見学方法には、無料の“自由見学”と、ブランドコミュニケーターによる解説付きで有料の“プレミアムツアー”の2通りがあります。
プレミアムツアーでは通常のコースに加え、大迫力のオリジナルムービーを6Kシアターで見ることができ、ビール2杯の試飲も料金に含まれます。参加料は大人1名500円(中学生以上~20才未満300円、小学生以下無料)。試飲にはツアー参加者限定の「復刻札幌製麦酒」というビールも含まれます。アルコール分6%とややきつめで、苦みの強い大人の味。ぜひツアーに参加して味わってみてください。
なお、敷地内には大型のビアホール「サッポロビール園」が併設されています。ビール園でいただくことができるのは北海道の美味しい「ジンギスカン」と生ビール。テイスティングだけじゃ物足りない方は、博物館見学後に訪れてみてはいかがでしょうか。
サッポロビール博物館へはバスで向かうのが便利。JR札幌駅北口の2番乗り場から、直通の「サッポロビール園・アリオ線(系統番号188)」に乗車してください。