秋風に黄金色の穂をたなびかせる一面のすすき草原。仙石原の中心にそびえる台ヶ岳の麓にあり、秋の箱根を代表する風景として知られています。
仙石原高原の仙石原すすき草原までは、路線バスでアクセス可能
秋風に黄金色の穂をたなびかせる一面のすすき草原。仙石原の中心にそびえる台ヶ岳の麓にあり、秋の箱根を代表する風景として知られています。
仙石原高原の仙石原すすき草原までは、路線バスでアクセス可能。目的地が近づくと車窓いっぱいにすすきの草原が広がります。県道沿いにあるので、その光景は車窓からも迫力十分ですが、ぜひ車を降りて黄金色の世界の真っ只中へ。「仙石高原」のバス停で降りると、そこが散策路の入口となっています。
散策路は草原を横断するように造られていて、片道約15分。大人の背の高さぐらいに茂るすすきの中をゆるやかに上っていきます。山の稜線をバックに広がるすすきの丘も美しいですが、折り返し地点で振り返ったとき眼下に広がる光景は圧巻のひとこと。360度、視界いっぱいに広がるダイナミックな景観にため息が漏れるはず。
一般的に「黄金色」「金色」と表現されるすすきですが、これはおもに見る人の背中から太陽が当たっているときや夕景の見え方。逆に太陽が正面にあるときは、すすきの穂が光に透けて銀色に浮かび上がり、より幻想的な色彩に。こちらの散策路は東西方向に伸びているので、晴れた日なら行きと帰りで「金色」と「銀色」2色のすすきが楽しめます。
仙石原高原のすすきの見ごろは10月上旬~11月中旬。この時期には臨時バスも運行され、多くの人でにぎわいます。高原に駐車場はありませんが、9~11月は周辺に臨時駐車場が設置されるので、車で行く場合は現地の案内板をご確認ください。