箱根のなかでも高原リゾートの空気が漂う仙石原にある、フランスを代表するジュエリーとガラスの工芸作家、ルネ・ラリックをテーマとした美術館。「仙石案内所前」のバス停で降りるとすぐに、スタイリッシュな石造りのゲー
箱根のなかでも高原リゾートの空気が漂う仙石原にある、フランスを代表するジュエリーとガラスの工芸作家、ルネ・ラリックをテーマとした美術館。「仙石案内所前」のバス停で降りるとすぐに、スタイリッシュな石造りのゲートが出迎えてくれます。
門を入ると広がっているのは、緑豊かな美しい庭園。木立のなかに小川が流れ、その間に美術館やレストラン、雑貨ショップなどの低層の建物が点在しています。スタッフのサービスやユニフォームも洗練されていて、美術館というより海外のリゾートのような雰囲気。
ここでの見ものはもちろん、約1,500点を収蔵し、展示替えを行ないながら常時約230点が見られるルネ・ラリックの作品です。ラリックは、20~40代のころにジュエリー作家として活動し、1900年のパリ万博で大ブレイク。しかしその後は別の道を目指し、50代からの後半生はガラス工芸作家として活躍したという才能あふれる人物です。
特別展示「ル・トラン」は、2001年まで実際にヨーロッパで活躍した豪華列車「オリエント急行」の車両でティータイムが楽しめるという、ユニークな空間です(当日予約制)。車内を彩る150枚ものガラスレリーフ作品(1928年、ルネ・ラリック作)を眺めながら、優雅なひとときが楽しめます。
敷地内にある「カフェ・レストランLYS(リス)」では、カジュアルフレンチのランチが好評。パリ郊外をイメージした庭を眺めながらランチプレートなどが味わえます。