鎌倉文学館は、川端康成や夏目漱石など、鎌倉にゆかりのある文学者たちの足跡をたどることのできる文学館。
入館料を払い入口を抜けると、緑に囲まれたトンネルが現れます。建物は鮮やかなブルーの瓦が特徴の洋館。
鎌倉文学館は、川端康成や夏目漱石など、鎌倉にゆかりのある文学者たちの足跡をたどることのできる文学館。
入館料を払い入口を抜けると、緑に囲まれたトンネルが現れます。建物は鮮やかなブルーの瓦が特徴の洋館。元は旧加賀藩前田家の別邸として建てられたもので、現在は国の登録有形文化財になっています。三島由紀夫の小説『春の雪』の舞台ともなり、庭から眺める洋館の姿は思わず写真を撮りたくなります。
館内は常設展と特別展に分かれており、文学者の直筆原稿や愛用品など貴重な資料を展示。文学者の原稿の字体を見比べるだけでも面白いです。当時の部屋をそのまま展示室にしているので、お部屋の内装も一見の価値あり。「照明」と「窓」に注目すると、各部屋で照明が違っていたり、窓の形もそれぞれ異なっていたりとクラシカルな雰囲気。昭和11年から残るステンドグラスの色や曲線の美しさは今では珍しいとされています。
グッズも豊富で、人気はオリジナルのブックマーカーやブックカバー。夏休みには子供向けの展覧会が開かれたり、バレンタインデー前後に文豪の愛の言葉おみくじというイベントが行われたりしています。
大きな芝生の庭は高台なので海を眺めることができ、とても気持ちの良い場所。季節ごとにさまざまな花が咲き、バラ園では5、6月と10、11月がバラの見頃。5月から6月にかけてはバラまつりが開催され、多くの人でにぎわいます。