白糸の滝は、富士宮焼きそばでも知られるJR富士宮駅からバスでアクセスできる、古くから高名な滝です。何本もの糸のような滝が横に広がる白糸の滝と、オーソドックスな形状の音止の滝とが至近距離にあります。
白糸の滝は、富士宮焼きそばでも知られるJR富士宮駅からバスでアクセスできる、古くから高名な滝です。何本もの糸のような滝が横に広がる白糸の滝と、オーソドックスな形状の音止の滝とが至近距離にあります。
白糸の滝の水は、約15年前に
富士山に降った雨が主成分なのだそう。雨水は、水を通す地層である新富士火山層を染み込んでゆきますが、水を通さない地層である古富士火山層に達すると、横に流れてゆきます。自然のフィルターで約15年かけてきれいになった水は、2つの地層の境目が露出した場所から湧き出し、白糸の滝として太陽の光と出合うことになります。飲用のおいしい湧水も、この白糸の滝と同じ仕組みで湧き出ているものなのですよ。
バスを降りると、昔ながらのお土産屋さんなどが連なる道を通り、白糸の滝に向かいます。古くからある観光地で、おしゃれな場所とは言えませんが、最近は音止の滝が見えるカフェも誕生しています。
白糸の滝からは
富士山が見えることもあります。どうしても
富士山を背景に白糸の滝を撮影したいという方は、比較的見える日が多い冬に訪れるのがおすすめ。夏場は海から水蒸気が上がり、
富士山はほとんど見えませんが、早朝ならば見える可能性が少しあります。
白糸の滝と一緒に訪ねる観光地は、車で25分程度の距離にある富士山本宮浅間大社がメインです。鳥居のそばに、富士宮焼きそばが食べられる簡易食堂(富士宮やきそば学会のアンテナショップ)もあります。富士山本宮浅間大社と白糸の滝は、やや中高年の方が多い観光地ですが、パワースポットが好きな若い女性の姿も見られます。なお、
富士山がきれいに見える田貫湖キャンプ場が白糸の滝から車で約10分の場所にあるので、こちらでの宿泊もおすすめです。