軽井沢駅のひと駅となり、中軽井沢駅から車で5分ほど。森のなかの木立に佇む軽井沢高原教会は、なかに入ると神聖な雰囲気が漂い、静かに時間を過ごせる場所です。
軽井沢高原教会入口の扉の上には「星野遊
軽井沢駅のひと駅となり、中軽井沢駅から車で5分ほど。森のなかの木立に佇む軽井沢高原教会は、なかに入ると神聖な雰囲気が漂い、静かに時間を過ごせる場所です。
軽井沢高原教会入口の扉の上には「星野遊学堂」という文字が掲げられています。その星野遊学堂の名付け親は、キリスト教思想家として知られる内村鑑三。もともと軽井沢高原教会のあるエリア一帯には、星野温泉の宿場があり、この場所で1921年に北原白秋や島崎藤村、内村鑑三ら文化人が集い、「芸術自由教育講習会」が行われました。講習会は宗教や思想を問わず、自由に議論ができる場だったといいます。
教会の入口に星野遊学堂とあるのは、星野で学び遊ぶ場所ということ、誰でも自由に集うことができる開かれた教会であることを表しているのです。
軽井沢高原教会のすぐ隣には、もうひとつ小さな建物の牧師館があります。ここは、軽井沢高原教会で挙式をした方々が第二のふるさととして訪れ、牧師先生と心を通わせる場所。館内には式を挙げた人々の写真が収められています。このほかにも牧師館には、芸術自由教育講習会が行われた当時の写真や歴史の資料もあり、軽井沢高原教会の伝統や文化を知ることができます。
なお、軽井沢高原教会では毎週日曜13:30から、30分ほどのゴスペル礼拝が行われています。時間を合わせて訪れるのもおすすめです(教会内定員は40名まで)。