文翔館(ぶんしょうかん)は正式名称を「山形県郷土館」といい、かつては県庁舎や県会議事堂として使われていました。映画のロケ地にも使用されるなど、レンガ造りの趣深いたたずまいが魅力です。現在の建物は1916(大
文翔館(ぶんしょうかん)は正式名称を「山形県郷土館」といい、かつては県庁舎や県会議事堂として使われていました。映画のロケ地にも使用されるなど、レンガ造りの趣深いたたずまいが魅力です。現在の建物は1916(大正5)年に完成したもので、1984(昭和59)年には国の重要文化財に指定。10年におよぶ復原工事を経て、1995(平成7)年に開館しました。
中央の時計塔は文翔館のシンボル。現在稼働している日本の塔時計では、札幌の次に古いもので、今でも5日に1回、時計職人が手動で錘を巻き上げ、時計を動かしています。
館内に施された装飾は西洋風に仕上げられておりなんとも豪華。月桂樹がデザインされたステンドグラスや細かな仕上げが素晴らしい漆喰天井、そして階段の手すりの装飾にいたるまで大正ロマンを感じる見どころが満載です。
当時の姿を伝えるだけでなく、山形県の歴史や暮らし、建物の復原の記録を紹介するコーナー等も充実。カフェとして使用されている場所もあります。
議場ホールを利用したコンサート等のイベントも開催されています。