和歌山県にある高野山真言宗の総本山、高野山金剛峯寺。その聖地とされる場所が奥之院(おくのいん)です。奥之院には高野山真言宗の開祖、弘法大師が入定している御廟(ごびょう)があり、現在も人々の幸せを願い瞑想を続
和歌山県にある高野山真言宗の総本山、高野山金剛峯寺。その聖地とされる場所が奥之院(おくのいん)です。奥之院には高野山真言宗の開祖、弘法大師が入定している御廟(ごびょう)があり、現在も人々の幸せを願い瞑想を続けているという入定信仰のもと日夜多くの参拝者が訪れます。
参道の入口である一の橋から御廟までは約2kmほど。樹齢1000年と言われる老杉がうっそうと茂るその道のりには、20万基を超える諸大名の墓石や祈念碑、慰霊碑などが建ち並んでいます。御廟に向かって祈祷をするために建てられた燈籠堂(とうろうどう)の内部には、多くの人々の願いが込められた燈籠が奉納されています。
山深い高野山は紅葉の名所としても知られ、例年10月下旬から11月上旬ごろにかけてが見頃。奥之院を囲む木々も真っ赤に色づき見ごたえがあります。