若宮大路は由比ガ浜の海から鶴岡八幡宮へと向かう約2kmの参詣路。鎌倉幕府を開いた源頼朝によって建設され、現在は日本の道100選にも選ばれています。
若宮大路には三つの鳥居があり、海側にある一の
若宮大路は由比ガ浜の海から鶴岡八幡宮へと向かう約2kmの参詣路。鎌倉幕府を開いた源頼朝によって建設され、現在は日本の道100選にも選ばれています。
若宮大路には三つの鳥居があり、海側にある一の鳥居、鎌倉駅近くにある二の鳥居、鶴岡八幡宮前にある三の鳥居とそれぞれ造りも異なります。一の鳥居から二の鳥居の間にはレンバイという愛称の市場があり、鎌倉野菜をはじめケーキやチーズ、パンなどの美味しいお店も併設されていて地元の人も買い物に訪れます。
二の鳥居から境内まで続く「段葛」(だんかずら)は車道より一段高い参道で、土壇の上に葛石という石を置いて造ってあり、車も通らないので安全で歩きやすいです。これは源頼朝が妻の政子の安産祈願を兼ねて造ったそう。ライトアップされた夜の段葛は大人の雰囲気が楽しめますし、桜の時期、段葛に沿ってたくさんの桜が咲き誇る様子は必見です。段葛の脇には、昔から続く鎌倉彫のお店やおしゃれなカフェやジャムの人気店、老舗のお菓子屋さんが立ち並んでいて街歩きも楽しめます。
なお、段葛越しに鶴岡八幡宮を見るとはるか遠くにあるように見えるのは、敵からの防衛のために実際よりも距離を長く見せるよう工夫して建設されたからとのことです。