坂本八幡宮は福岡県太宰府坂本にある、応神天皇を祭神とする小さな神社で、年号の「令和」ゆかりの地として注目のスポットです。「令和」の典拠は、『万葉集』に記された「梅花の歌」の序文。この歌が詠まれた「梅花の宴」
坂本八幡宮は福岡県太宰府坂本にある、応神天皇を祭神とする小さな神社で、年号の「令和」ゆかりの地として注目のスポットです。「令和」の典拠は、『万葉集』に記された「梅花の歌」の序文。この歌が詠まれた「梅花の宴」の舞台、公卿・歌人である大伴旅人の邸宅があったまさにその場所が、坂本八幡宮一帯とされています。改元以降は「令和」の幟が数多く掲げられ、記念撮影用の「令和」と記した額縁入りの書も設置。昼間は氏子が常駐し、書置きした御朱印やお守りもいただけるようになりました。
参拝後は、周辺に点在する歴史スポットを巡って『万葉集』が詠まれた時代の面影を探すのがおすすめ。坂本八幡宮の目の前には、往時の役所として九州最大規模を誇った「大宰府政庁跡」があり、残された巨大な礎石にその壮大さを感じることができます。その入り口にある「大宰府展示館」では、博多人形で再現した「梅花の宴」のジオラマが必見。さらに10分ほど東へ歩けば、『源氏物語』にも登場する古刹「観世音寺」があり、日本最古という国宝の梵鐘を見ることができます。