多くの観光客でにぎわう芦ノ湖南岸の元箱根と箱根町エリア。その中間地点で、小さな半島のように湖側へ突き出した場所にあるのが「恩賜箱根公園」。箱根各所からの路線バスが乗り入れるバス停「恩賜公園前」から徒歩すぐと
多くの観光客でにぎわう芦ノ湖南岸の元箱根と箱根町エリア。その中間地点で、小さな半島のように湖側へ突き出した場所にあるのが「恩賜箱根公園」。箱根各所からの路線バスが乗り入れるバス停「恩賜公園前」から徒歩すぐという好立地にあり、自由に入園できます。
その名のとおり、ここは1886(明治19)年に完成した「箱根離宮」の跡地。かつては皇族や外国からの賓客をもてなす場所でしたが、関東大震災、北伊豆地震と続いた震災で建物が倒壊。終戦後、1946(昭和21)年に恩賜箱根公園として一般に開放されました。現在は、離宮時代の歴史を紹介する洋館の「湖畔展望館」が建てられています。
恩賜箱根公園は離宮跡地というだけあって、とにかく贅沢な美景が眺められる絶景スポット。芦ノ湖を囲むように箱根外輪山と富士山が広がるパノラマは、箱根屈指の美しさを誇っています。さらに楽しみなのが、四季折々に変化する庭園美。4月にはマメザクラが咲き始め、5月の多彩な色合いのツツジ、夏のヤマユリなどと続き、秋にはみごとな紅葉が園内に彩りを添えます。
そんな園内や周辺エリアを巡る、無料の「ガイドツアー」に参加するのもおすすめです。実施日は4~11月の第4土曜日、13:30から所要約1時間、1回10名定員。事前に電話での申し込みが必要です。