浜松市の龍潭寺(りょうたんじ)は、奈良時代の名僧、行基によって733年に開創されたといわれる古刹。この井伊谷の地は、第24代直政まで井伊家が治めており、龍潭寺はその菩提寺です。
約1万坪の自然豊かな境
浜松市の龍潭寺(りょうたんじ)は、奈良時代の名僧、行基によって733年に開創されたといわれる古刹。この井伊谷の地は、第24代直政まで井伊家が治めており、龍潭寺はその菩提寺です。
約1万坪の自然豊かな境内は「新・浜松の自然100選」に選定されており、江戸時代に建立された県指定文化財の本堂、庫裡、山門(総門)、開山堂、井伊家御霊屋、稲荷堂など、貴重な建造物が立ち並びます。
寺のご本尊は虚空蔵菩薩。知恵と福徳が授かる仏様として信仰を集めています。
本堂内の、歩くとキュッキュッと鳴る仕組みの「鶯張りの廊下」は特に有名。廊下の先には、見事な一刀彫の「龍の彫刻」があり、「鶯張りの廊下」と共に、江戸時代の名工 左甚五郎作と伝えられています。
本堂北側にある「龍潭寺庭園」は江戸初期、建築・造園に才能を発揮した小堀遠州によって造られた池泉鑑賞式庭園で、国指定名勝になっています。池は心の字をかたどった心字池。築山にはサツキやドウダンツツジが植えられています。春はピンクのサツキが咲き、秋はドウダンツツジの紅葉に彩られ、四季折々、違う美しさを楽しめます。