日原鍾乳洞(にっぱらしょうにゅうどう)は、東京都西多摩郡奥多摩町にある鍾乳洞。数十万年の年月を費やしてつくられた洞内は高低差も多くまるで立体迷路のようで、その規模は関東随一。かつては山岳信仰の地としてにぎわ
日原鍾乳洞(にっぱらしょうにゅうどう)は、東京都西多摩郡奥多摩町にある鍾乳洞。数十万年の年月を費やしてつくられた洞内は高低差も多くまるで立体迷路のようで、その規模は関東随一。かつては山岳信仰の地としてにぎわいました。
洞内の気温は年間を通じて11度で、夏はひんやり、冬はぽかぽか。約40分のコース上には、荘厳な雰囲気を漂わせる「白衣観音」、巨大なカエルを思わせる「ガマ岩」、思わず吸い込まれそうになる「天井知れず」など幻想的な景観が続きます。特に「新洞」部分は見事に成長した石筍(せきじゅん)や石柱が乱立。つらら状に垂れ下がる鐘乳石は3cm伸びるのに200年、上に向かって成長する石筍は400年の年月を費やすといわれ、悠久の時を超える大自然の神秘を存分に堪能できます。