・懐石料理 三木 - みき



場所は三宮トアロードの最上部にあり、ＮＨＫの手前辺りに位置します。

外観は日本料理屋さんならではの上質感ある綺麗な佇まいです。
店内も同様に清潔感ある上品な和の空間で、高級感があります。



席はカウンターが８席と、奥に４人まで入れる完全個室が一つあります。
一見席隣が近いですが、座るとしっかりとバランスが取れており落ち着きます。
音楽は耳を澄ますと、かすかにフィーリングミュージックが流れています。

ちなみにこちらは大きく変化のあったミシュラン２０１６でも、
継続して一つ星を取られました。
お店の存在は前から知ってましたが、予約のタイミングが何度か合わず行けずじまい、
行きたいリストの一つに入ったままでしたが、ようやくの訪問です。


料理はディナーが６０００円と８０００円のコースのみで、後者を選択。
では料理内容です。

・とろろの茶碗蒸し


蟹が入った贅沢で上品な茶碗蒸しです。

・海老身上の出汁




柚子の風味が効いた非常にあっさりとした出汁です。

・てっさ


歯ごたえ良く非常に鮮度の良い美味しいフグです。

・造り（マグロ、シマアジ、貝柱、ハリイカ）


こちらも同じく鮮度良く美味しいです。

・八寸


どれも卒なく美味しかったです。

・ブリの西京焼き


結構甘めに照りつけられたら味付けで自分好みの西京焼き、美味しかったです。

・しそ巻きの牡蠣、柿、舞茸の天ぷら


この2種のカキが非常に美味しかったです。
特に柿に至っては天ぷらという時点で新鮮、結構幅広い用途で使えるんですね。

・卵とじ白子のご飯、お味噌汁、お新香






こちらは５種の中からの選択制。
好みの中から選べるというのは非常に寛大かつありがたい提案、贅沢な丼ぶりでした。

・カスタードプリン


プッチンプリン状態の逆さになったプリン、個人的に少しカラメルが強かったです。

・水ようかん


・お茶



以上の料理内容です。

どれも綺麗で品のある盛り付けと器、素敵な料理でした。
メインには肉料理がありませんでしたが、
料理内容のバランスが良かったため物足りなさを感じませんでした。

ちなみに気になった点で、箸が事前に少し湿めらされており、この演出は初めて。
このしっとり具合がすごく使いやすく、食べやすかったです。
こういった独自の心遣い、素敵ですね。

サービスも笑顔で気の利く女将さんの気遣いが素敵で、終始居心地良かったです。
帰りも大将と女将さんのお二人に暖かく見送っていただけました。

トータルバランスの良い、三宮の和食屋さんの中でもお勧め出来る日本料理屋です。

気になる方は是非一度足を運んでみて下さい。