京都 東山にある旬席 鈴江に夕食を頂きに行きました。

場所は、東山駅から北へ歩いて5分程度のところです。
白川沿いにひっそりと佇んでいます。

夜は、ほのかにライトアップされているます。
気を付けないと、通り過ぎてしまいそうです。
石畳の小道を歩くと、店があります。

店内は、左手にカウンター8席、右手に個室があります。
そこまで緊張する程の高級店といった感じでもありません。
むしろ心温まる上品な空間です。

こちらはお任せコースのみです。
代金もよく分かりません。
仕入れた食材によって価格が変動するようです。

先付
蛍烏賊、海老、帆立
菜の花、アスパラ、蓬

南淡路の河豚
4.3㎏ある河豚です。
河豚の皮や身の上に、白子、ポン酢が、かけられています。
白子が旨い！そしてボリューム満点です！
嬉しいですね。お酒にも良く合います。

椀物
徳島の蛤、春キャベツ
出汁の味わいも上品かつ繊細です。
蛤の旨味も染み出しており、美味。
完成度が高いですね。

穴子
炭火で鈴江さんが、炙ってくれます。
パサつく事無く、火入れ加減が絶妙ですね。
ふんわりとしつつも、しっとりとした食感が残っています。
肉厚で軽く炙った穴子が絶品です。1人分の量も多いです。

石川県能登のトリガイ
ビックリする程、大きいです。
こちらも軽く炙って、提供して頂けます。
美味しいですね。

アイナメ、京都の筍

このあたりでお腹が膨れてきましたが、
ここで、まさかのお鮨が大皿に盛られて登場です。
ご飯物が提供されると思っていたので、予想外です。

鮨盛合せ
南淡路の赤貝と菜の花
桜鯛
勝浦の鮪のトロ
どの鮨も美味しいですね。

水物
徳島の苺大福

旬の高級食材をこれでもかというぐらい、凄いボリュームで提供して頂きました。
美味しくない筈がありません。
食材に圧倒されながらも、未在さんと同じく、後半、気合で完食しました。(笑)

ただコストパフォーマンスという点に関しては、若干、良くないかもしれません。
未在さんの滞在時間の約半分程度で、お代は未在さんよりも高いです。
お金に糸目を付けない余程の富裕層の方でないと、少しキツイですね。
予算を気にされない方でしたら、お勧め出来る店です。

私にとっては、「緒方」さんが、懐石料理のマックス評価ですので、
それを超える味わいというよりも、並ぶといった評価です。
従って、気軽に伺う事が、個人的にちょっと難しいです。
もう少し通える身分になってから、という印象でした。

ご主人は、鈴江 四史人さんです。
一品を提供して頂くタイミングも、こちらの食の進み具合を見て、提供して頂きました。

超弩級の食材、量、器、お代でした。(笑)
深く印象に残る料理でした。

京都には色んな意味で凄い店がたくさんありますね。
益々、京都の街が好きになりました。