世界遺産、フナ広場。「死者の広場」と呼ばれますが、元々は、広場のすぐ近くのモスク、クトゥビアに対抗して大きな「喜び(フェンナ)のモスク」を作ろうとしていた王様が建築途中に亡くなり、それと同時にモスクも崩れてしまったという事から「フナ(終末/終わり)モスク(広場とも訳す)」と呼ばれるようになったもの。
アラビア語は韻を大事にして言葉をつくるため、少し詩的な表現でこの遺構跡に名称がついたという訳で、たとえば元々公開処刑場であった場所と公式に記録されている訳ではありません。
東はフェズ、西は大西洋、南はサハラ、北は地中海方面やヨーロッパから繋がる交易路の中心であったのが商業の街マラケシュ。そして、その街の道路のさらに中央となる交差点が、フナ広場。
その歴史からも想像できるように、千年の昔から、ありとあらゆる人を集めてきた広場は、現在も世界各国からの人々を集め続けています。
喧騒の中に一瞬の静寂が訪れるのが、日の入りの「マグリブ」のお祈りを捧げるアザーンの瞬間。それを境に、昼間から夜へと賑わいの質が変わる時間をゆっくりテラスから眺める時ほど、「旅情」を感じる事もないでしょう。
1000年変わらない音と、賑わいの世界へさあどうぞ!
Jemaa el-Fnaa ジャマ・エル・フナ広場
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昼と夜とでは全く違う顔を持つフナ広場。
昔は公開処刑場だったというこの広場は今ではマラケシュ観光をするのに中心となる場所。旧市街(メディナ)でお買い物、観光をする場合にはこの広場からスタートすると位置感覚などが掴みやすい。
昼間は大道芸人、蛇使い、猿使い、占い師、ヘナタトゥー師などで溢れている。
ちらりと目を合わそうものなら、来い来いと手招きをされ、あれよあれよと言う間に相手のペースに巻き込まれ、最後には帽子なんかを差出し、お金を要求。もちろん、面白そうで、写真を撮りたいと思って撮るのはOK。
その場合、どれくらい撮ったかにもよるが、20~50DHのチップをあげれば十分。
誰も見てないだろうと思って撮っても、シャッターを切った瞬間にどこからともなく帽子を持った人が現れるので注意。
夜になると屋台街となるこの広場。どちらかと言うと夜の方が活気があるかもしれません。
タジンやクスクスなどのモロッコ料理を一通り楽しめる屋台もあれば、ハリラスープやタンジーヤ、羊の脳みそ、エスカルゴ等の専門店も。その店で扱っているものは、陳列されているので好みのお店に入ると良い。
味はさほどどこも変わらない気がします。
呼びこみが激しいので、感じの良い店員さんのところを選ぶといいでしょう。
お店は全て登録制で番号が付いていて、少しでも悪いことをすれば名指しで訴えられるし、料金も全て表示してあるのでぼったくりはないです。が、屋台の割に結構割高です。
衛生面も問題ないので、一度は試してみる価値ありです。
昼から夜まで通しで出ていて、お勧めなのがオレンジジュースの屋台。
1杯に4,5個のオレンジを使った100%果汁の贅沢なオレンジジュースが4DH(≒50円)。
これは1度飲むと癖になる観光客も多いようです。
広場全体を見渡すのにお勧めなのが、Café Glacier(カフェ・グラシエ)。
ソフトドリンク1杯付で入場料として20DH払わなければなりませんが、ここからのフナ広場の景色が一番。
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ジャンル広場・公園
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エリアマラケシュ
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住所
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アクセスマラケシュ・メナラ空港からL19番バスに乗車しJamaa El Fnaで下車すぐ
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電話番号+212-666-213697
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営業時間8:00-24:00
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定休日無休
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公式サイト
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