Paronella Park パロネラパーク

パロネラパークはケアンズの南１２０Km、イニスフェイルという町の郊外にあります。
サトウキビの広がるハイウェイを車でひたすら走ること１時間３０分、
メナクリーク沿いに広がる熱帯雨林に囲まれた遺跡風のお城が『パロネラパーク』です。

日本の有名なアニメ「天空の城ジュピタ」に出てくるシーンに似ているとの噂が広まり
それを目的に訪れる日本人の観光客も多いようです。

パロネラパークはスペイン人移民であった実業家ホゼ・パロネラの幼い頃からの夢
「自分自身のお城を持ちたい」が土台になり６年の歳月をかけ１９３５年に完成しました。

その後度重なる自然災害により一度は廃墟同然となったものの紆余曲折を経て
再び現在のような観光施設として脚光を浴びるようになりました。

・・・とまあ、このへんのお話はパークの入園料に含まれている４５分間のガイドツアー
（日本語もあり）でもっと詳しく聞けます。パークの見所やしかけ等についての説明を
聞いてから散策されると良いと思います。

またライトアップされるナイトツアーも昼間とは違う幻想的な雰囲気で素敵ですが
明るいうちに園内の散策を済ませておくことをお勧めします。

７０００種類ともいわれる熱帯性植物があたり一帯に深く生い茂り
苔むし、蔦が絡まる建物などがそのままの形で残っています。
パーク内全体がまるで古代にタイムスリップしたかのような
ひっそりとした不思議な雰囲気に包まれています。

最後に余談になりますが・・・このパロネラパークへ個人で行かれる場合には
入園料を支払うと敷地内にあるキャラバンパークに無料で泊まることが出来ます。
シャワー・トイレ・バーベキュー施設が完備されています。
そしてなんと入園券は発行日より２年間有効で何度でも訪れることが出来るそうです。
現オーナーの暖かい“おもてなし”の心を感じます。